概要 
 
TOKYO BENCH PROJECT/JAPAN BENCH PROJECT は、「日常のまち、まちの1階に人が居る光景をつくる」をテーマに活動をするグランドレベル(田中元子+大西正紀)が、2017 年に活動1周年プロジェクトとして立ち上げたものです。

これまでに世界のベンチの研究・発信や講演活動に合わせて、2017年には「神田警察通り賑わい社会実験2017」の一環として、神田のまちの歩道や公開空地にベンチを設置する社会実験「神田ベンチプロジェクト」の開催などを行ってきました。

 
そして今回、私たちは2020年に開催される「東京ビエンナーレ2020」において、各エリアに“人・まち・アート”を繋ぐベンチを設置し、東京の風景を変える「TOKYO BENCH PROJECT2019-2020」を実施します。そのキックオフとして、2019年は、京橋のスクエアガーデンの公開空地に20台のベンチと通常の2倍サイズのベンチを設置(2019年10月27日〜11月24日)し、パブリックスペースにベンチを溢れさせ、日常の中での人々の営みや、人の居るまちの風景を一変させます。また、同時に「東京ビエンナーレ2020 計画展」において、プロジェクトの概要を展示します。
 
今さら、ベンチです。ベンチが持っている魅力や効果を多くの人々に知っていただくこと、そしてベンチそのもののデザインと戦略的設置によって、人々の日常生活をすこやかなものへと変化させることこそ、わたしたちの目的です。
 
恒常的に愛される、なにげない毎日のために。このプロジェクトはベンチの足りない日本で、全国展開をしていきたいと考えています。

 
 



 

東京ビエンナーレとは、歴史文化的にも特徴のある東京都心北東エリアの公共スペース、公共施設、学校施設、寺社会堂などを会場として、2020年より隔年で開催されていく国際芸術祭です。 文化芸術にとどまらない多方面のジャンルの専門家や地域住民・企業人たちと共に、2020年とその先の東京の未来を描いていく、民間主導によるボトムアップ型の芸術祭。
開催概要 開催日時 2020年7月3日(金)~9月13日(日) 73日間(予定)
会場 千代田区、中央区、文京区、台東区の4 区にまたがる東京北東エリア
主催 一般社団法人東京ビエンナーレ
 
 

グランドレベル代表
田中元子

ディレクター・リサーチャー
大西正紀

 メイン企画 

 展示  

HOW TOKYO BIENNALE?
東京ビエンナーレ2020 計画展

 
2019年10月12日からアーツ千代田3331 1階メインギャラリーで開催される「HOW TOKYO BIENNALE? 東京ビエンナーレ2020 計画展」に、一作家として「TOKYO BENCH PROJECT 2019-2020」のプロジェクトについての展示をさせていただきます。
 

会期 2019年10月12日(土)〜11月4日(月・祝)
会期中無休
開場 11:00-19:00 (入場は30分前まで)
会場 アーツ千代田 3331 1階 メインギャラリー (千代田区外神田6-11-14)
主催 一般社団法人東京ビエンナーレ
入場料 一般500円、高校生以下無料

 
https://tokyobiennale.jp/2019pre-event/venue1/

 トークイベント 

水都・日本橋のゲニウス・ロキは、どこへ向かう? トークセッション:水都・東京/日本橋アイデア実現会議

 
水都・東京/日本橋アイデア実現会議 「水都」「日本橋」「東京」などをキーワードに、研究者やクリエイターの想像力でリアルな未来を描くアイデアソン型トークイベント。 提案されるアイデアをもとに多彩な議論を展開し、そこから新しいアイデアを生みだし、東京ビエンナーレでの実現を目指す共創型のイベントに田中が登壇します。
 

日時:10月27日(日) 13:30~17:45
会場:3階 ホール
参加料 一般 1,000円/学生500円(茶菓代として)

 
https://tokyobiennale.jp/2019pre-event/venue2/event02/

 ベンチの効用 
 世界の“ベンチでまちづくり” 
 


 

 


 

 

わたしたちにできること

行政(市区町村) だからできること

行政主導で、まちのオリジナルベンチを.市民に健康と幸福を与える戦略的ベンチの設置を.

 
ベンチが、まち/市民にとって、どれほど大切かがわかれば、一定数のストリートベンチをまちに設置することは、行政サイドの義務であると言えることがわかってきます。主要な通りや駅前はもちろん、市民の要望をきちんと引き出しながら、的確に設置することがのぞまれます。日常的な風景として、人が家やオフィスに閉じこもっているのではなく、まちに人が居られる状況をつくる。その最大の試みにチャレンジできるのが、行政です。まずはまちのオリジナルベンチをつくりませんか?

デベロッパー(開発事業者) だからできること

商業施設、オフィスビル、マンション... まちと接するエッジには、必ずベンチ.

 
開発物件とまちとの間には、必ず空地が設けられます。奥行きが数十メートルであろうが、数十センチであろうが、まちと接するエッジエリアのデザインは、周辺エリアの生死を分けるもの。生きたまちへと貢献するために、ベンチの設置はマストです。しかし、ただ設置するだけでは効果は半減です。1階内部から前面の通りまでを一体として“ひとつの風景”をつくる。ベンチ設置の鉄則を守り、人々がずっと居たくなるようなグランドレベルの風景をつくる。これが次世代開発のスタンダードになるはずです。エリアマネジメントも、イベントごとを行う前に、日常づくりを行いませんか?

商店街 や 町会 だからできること

小さなエリアに集中してベンチを設置できると、まちの空気がガラッと変わります.

 
細長い商店街や、住宅街があったとして、そこにカジュアルなベンチが増えた風景を想像してみてください。買い物の途中で、家から駅までの通勤・通学の途中で、ふとまちに佇めることができるベンチがあったら、まち全体の空気が変わると思いませんか? せっかくだから、みんなでベンチをDIYでつくるイベントを開催し、その後は、それぞれの家やお店の軒先にベンチを出すことができれば、より楽しいかもしれません。年に一回、まちのDIYベンチを集めて一緒にメンテナンスする「ベンチ祭り」なんてものもどうでしょう? コミュニティーづくりもベンチから行うことが可能です。

個人 や 事業主 だからできること

まずは玄関先に、軒先に、まちにベンチを提供してみよう!

 
ベンチはひとつあるだけで、自分の存在が受け入れられていると思わせる不思議な力があるものです。あなたの家の玄関先に、あなたのお店や事務所の軒先に、そっとベンチを出してみてください。もしそこに、まちを行き交う誰かが座ってくれたら、きっとあなたも嬉しい気持ちになるはず。そんな風景が、まちに自然と連鎖していったら、それだけでまちは元気に変わることができます。DIYでつくるもよし、安いものなら数千円で購入することができます。まずは一台のベンチをまちにふるまうところから。

  お気軽にお問い合わせください

 
*どのまちにも、そのまちのベンチのあり方があるはずです。「1階づくりはまちづくり」「まちづくりはベンチから」。個人の方から、町会、組織、企業、行政まで、ベンチのこと、まちづくりのこと、コミュニティのこと、どのようなことでも気軽にお問い合わせください。

 

 
*2017年12月に書籍「マイパブリックとグランドレベル」(晶文社)を発刊しました。2019年3月現在5刷となり、書店にてお買い求めいただけます。弊社の基本的な考えが凝縮されています。どなたでも読むことができる内容です。ベンチについても書いておりますので、ぜひご覧ください。